葬儀の準備

供花と供物

並べる順序は喪主が決める

一般的には、棺に近いところから、近親者、友人・知人となり、血縁が深い人のものが、より棺に近くなる。関係者から届けられたものも関係が深い順番に、葬儀社の係員が並べてくれるが、順序は世話役代表などと相談しながら喪主が決定をする。並べ終ったあとに届けられたものは、届いた順番に並べてもかまわない。

辞退したいときは早めに知らせる

華美な葬儀を避けたいとき、あるいはスペースに限りがあり供花、供物を辞退したい場合は、世話役や葬儀社に早めに伝えて、供花や供物の申し出の連絡に対応してもらう。また、広告を出したり葬儀通知を送る場合は、その旨を記載しておく。

弔電は誰に

整理して進行係に

届けられた弔電は、遺族が目を通したら受付係が預かり、ある程度の数がまとまったら進行係に渡す。進行係は、喪主や遺族、世話役と相談して読み上げる順に整理をする。もし葬儀場所が大阪や埼玉など離れた場所で葬儀する場合、出席が難しいなら弔電を送ることも必要。

通夜ぶるまいと接客

精進料理にこだわらなくてもよい

故人と親しかった人やお世話になった人たちと飲食をともにしながら、故人を偲ぶのが通夜ぶるまいである。ふるまい方は、地方や家庭によってさまざま。かつては生臭いものを避けて精進料理がならわしになっていたが、最近では、それにこだわらないメニューを用意する例が増えている。また、仕出し屋、テイクアウトなどを利用するケースも多くなってきた。そのほかに、葬儀社に手配をたのむこともできる。東京や埼玉など都市部の葬儀は大手が多いため安心して依頼することができる。

また、都会地では、通夜ぶるまいを省略し、弔問客に折詰と酒を配るケースもある。

手軽につまめるものを盛り合わせにする

ひとりひとりにお膳を出すのではなく、寿司やサンドイッチ、オードブル、煮物など、弔問客が手軽につまめるようなものを盛り合わせにして、いつでも、誰でもが加われるようにしておくと良いだろう。

酒屋への、ジュースや酒など飲み物の手配も忘れないようにしておく。

通夜ぶるまいのスペースを自宅で確保できない場合は、近くの料亭や座敷などを利用することもできる。そのときは早めに予約を入れて、打ち合わせを十分にすることが必要だ。

一般弔問客の席を別に設ける方法もある

都会地では、一般弔問客が通夜にも参列する例が増えているが、座敷に通るのは遠慮されるだろう。近親者や親しい人たちとは別に、一般の弔問客が帰りがけにちょっと立ち寄れるよう、供養の酒と簡単なつまみを庭先などに用意しておくのも、気がきいた方法かも知れない。

僧侶や神宮などの同席がエチケット

司式の僧侶や神官などには、通夜ぶるまいに同席願うのがエチケットだ。同席してもらえない場合や、通夜ぶるまいのメニューが精進料理でないときは、「お膳料」を「お車代」とは別に現金で包む。そのとき「お食事を用意すべきところを失礼ではございますが、…」などと、ひと言お詫びの言葉を述べる。

自宅で行う

祭壇を設ける部屋を決める

東京や埼玉などで葬儀を行う場合は大きな式場を用意できるが、自宅葬儀の場合、まずは家のどの部屋に祭壇を設置するかを決める。できるだけ広いスペースを確保したいので、ふすまや障子などをはずし、場合によっては家具なども移動させておく。また、額や置物などの装飾品は片づけておくが、はずせないものには半紙を貼るなどしてかくしておく。

神棚にはご神体が隠れるように半紙を貼り、神棚封じをしておく。

玄関は人が通りやすいようにしておく

戸ロには竹のすだれを裏返しにしてかけ、「忌中」札を下げる。玄関は葬儀の間中、弔問客が頻繁に出入りするので、邪魔なものは片づけて広々とさせておく。

控え室を用意する

祭壇を設ける部屋のほかに、弔問客に通夜ぶるまいをするスペース、さらに遺族や親族が着替えをしたり、僧侶などのための控え室を確保することも必要だ。もしもそのスペースがなければ、近所のごく親しい家にお願いすることも忘れないようにしよう。

喪家への道案内を貼る

指さし札に家名や日時を記入して、弔問客のために最寄りの駅から電柱や曲がり角に喪家への指さし札を貼っておく。塀などに貼る場合は、そのお宅に許可をいただくことも必要だ。葬儀には細やかな配慮が必要となる。

弔問客がスムーズに喪家へ辿り着けるように、交番やたばこ屋や酒屋などのお店にもあいさつしておくと、道を教えてくれるだろう。
式や仏具や仏壇など生前に本人が業者と打ち合わせているばあいもあるが、自宅でできる平屋や一軒家であれば、自宅でする方が少し安価でアットホームな雰囲気で送りだせるだろう。

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2017/9/20 更新